歯周病とは
歯周病とは、歯を支えている周囲の組織(歯ぐき・骨)の病気で、日ごろのお口のクリーニング・ケアが不充分だと、細菌が増殖して歯ぐきに炎症が起こり、やがて歯を支える骨が溶けていきます。
50代の人の過半数以上が歯周病だという調査報告がある程ポピュラーな病気ですが、原因が細菌の増殖であるため、普段のケアで防ぐことが可能です。
歯周病の原因
歯周病の原因は細菌です。いろいろな細菌が集まって歯に付着したものがプラークです。このプラークを除去して病気が進行しないようにすること、これがプラークコントロールです。
毎日正しく、ご自分でケアを行うこと(セルフケア)と定期的なプロによる清掃(プロケア)を両立させることが予防のカギとなります。
歯周病予防
ブラッシング時は、できれば市販の歯磨き粉ではなく、パーフェクトペリオ・ウォーターをつけながらブラッシングされるのがより効果的です。
また、ブラッシングが終わった歯ブラシはかなりの細菌が毛先に残留しており、洗面台に置いている間に増殖してしまいます。ですので、歯ブラシは定期的に短期間で交換することも大切です。
歯周病の進行段階
-
○P1 歯ぐきが赤く腫れ、ブラッシング時に出血しやすくなります。
歯の表面がザラザラした感じになります。 -
○P2 歯ぐきの腫れは強くなり、ちょっとした刺激で出血するようになります。歯ぐきの溝が深くなり、血の中に膿が混じりはじめます。口臭が発生し、口の中がネバネバした感じになります。
-
○P3 歯ぐきの腫れはより強くなり、広範囲になります。歯に少しずつ揺れが出てきます。咬み合わせたときに痛み、不快感が出てきます。歯の支えが弱くなり、歯並びが乱れてきます。強い口臭が発生し、社会生活に支障をきたす場合もあります。
-
○P4 歯を支える骨の支柱が失われ、咬む度に大きく揺れるようになります。食事のときも歯ごたえのあるものは全く咬めなくなります。歯ぐきに膿が多量に溜まり腫れが顕著になります。放置すると顎の骨が溶けて重篤な病気になります。
こんな方は要注意
- 歯ぐきが赤く腫れている
- 歯がグラグラする
- 最近口臭がきつくなった
- 歯ぐきがしみる
- なんだか歯が長くなったような気がする
- ブラッシングすると歯ぐきから血が出る
- 歯ぐきが痛い
- 歯ぐきから膿が出て痛い
